由紀子のブログ

片かまカマキリ再び我が家へ

こんにちは。前の日曜の二女の運動会。
雲1つ無い好天に恵まれましたが
神戸は31.9度だったらしく、
タケさんはじめ、日焼けで真っ黒な家族です。

我が家にまた、片方しかカマのないカマキリがやってきました。

「また」というのは
3年前の真冬に
11階ベランダに突如来たことがあったのです。


ちょうど長女が中学受験する直前から合格までを
見守ってくれていました。

そして、その後のお友達家族との沖縄旅行まで
飛行機に乗って同行したという我が家では伝説のカマちゃんなのです。


その子よりは少し小柄な今回のカマちゃん。
反比例して大きくなったわが子たち。。。



「片方しかカマがないのは自分で食べたんやで。
秋になると、雄は子孫を残すだけでいいから、
お腹がすいたら自分の手、食べるねん。
だから、この子は雄やな。」


娘のいうことなので事実ではないかもしれませんが、、、。

このカマでは自然界でも
餌を捕ることも出来ないだろうということで
娘たちが飼うことになりました。


朝から食卓に手乗りカマちゃん登場。
3年前のカマちゃん同様、鰹節、チーズに梨。
そして牛乳もがぶ飲みです。


1番可愛がっている10歳の二女が言うには

「昆虫の中でもカマキリが1番人間と
意思疎通が図れる気がする。怖がらないし、
私の事、解ってくれている~!」
らしいです。

ま、とーってもかわいがっているので
少しでも長生きできるよう見守っていきます。


3年前に、タケさんが綴った
1代目片かまカマキリのブログです。




片かまカマキリは静かだった  (2011、2,17)

昨日、我が家の手乗りカマキリが死にました。
ここ数日の厳しい温度変化に
耐えられなかったのでしょうか。


昨日夕方頃に、身体の色が黄色に変色し、
動きが止まりました。

二女が手に乗せて一生懸命介抱していました。

「お父さん、生きてるよ!」
二女は水を一生懸命やりました。
カマキリは小さじ半分くらい
水を飲んだようです。

夜になって家族が家に戻ると、
カマキリはグッタリとなって
足も身体を支えておらず、首と頭は地面についていました。


「もうだめか」私は思いました。

二女が手に乗せて水をやると、
僅かに飲んでいるようでした。

本当に飲んでいるのかどうか私にはわかりません・・・

二女は黙って手の上に乗せていました。

声も出しません。

二女の肩が小刻みに震え出しました。

やがて嗚咽に変わりました。

カマキリは静かに死んでいました。


二女は泣きじゃくりました。
家族の胸も締め付けられました。

カマキリに対して、このように愛情が湧くとは・・・

この片かまカマキリは冬のある日に我が家に来て
子供達に大切にされ、一言も発せず、
静かに逝きました。

いったい何者だったのでしょうか。

泣き止まない二女に対して

「この世に生まれたものは、必ず死ぬ。
このカマキリは大変長生でき、
最後まで大切にしてもらえて、
ありがとうって言ってるよ。」

次女にそう伝えることしかできませんでした。

最近、私はこの愛する家族達とも
いつかはお別れする日が必ず来る
ということをよく考えます。

お釈迦様は人の生老病死という不可避の運命から救われる道を捜し求め、
遂に、光明を見出しました。
私もこの人の不可避の運命から救われる道は、座禅(瞑想)しかないと
信じ、最近は以前より真面目に瞑想に取り組むようになりました



。。。。と。。。タケさんの書いてるのを読むと懐かしいのと、
いつかお別れの時がくるってことを再認識。

まだ子どもたちはあまり意識していない様子。

その最期(とき)を思うとちょっと切なくなりますが、
今を生きて欲しいと思います。


私もいつか昆虫の様にひっそりと死にたいな~。

「そんなん言うてる人に限って死なへんねん!」

といつも突っ込まれます。

タケさんに。^^

台風がまた来るかもしれません。

皆様、お気を付け下さい~。




お庭に咲いた数少ない薔薇です。
ありがとう。

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