不動産市場, 不動産鑑定

神戸市灘区 店舗不動産市況

2012年05月29日

平成19年迄の広報統計データを見ながら神戸市における灘区の商況を見てみたいと思います。
その後灘区の店舗不動産市況概況を見てみようと思います。

まず下の「ダウンロードファイル」より広報統計データをご覧下さい。

事業所数は神戸市全体、灘区とも徐々に減少しています。

年間商品販売額と売場面積については神戸市全体における年間商品販売額は平成16年にいったん減少の後平成19年に回復し、売場面積については一貫して拡大しています。その結果、店舗の大型化が先行的に進み売場単位面積当たりの商品販売額は一貫して減少している状況となっています。

他方灘区の年間商品販売額と売場面積については年間商品販売額が一貫して増加しており、売場面積の拡大はやや遅れており平成16年には減少、平成19年に拡大しました。その結果、売場単位面積当たりの商品販売額については大凡増加傾向にあると認められました。

不動産市場全体についてみますと、リーマンショック直後市場が凍結しその後低迷が続きましたが、昨年夏頃から復興需要等によりやや回復が見られるようになっています。

灘区店舗市場につきましては店舗閉鎖、縮小等に比較し、出店はそれ程増加していない等により、全体としては買手市場にあるようです。立地条件等が良好な物件については商況も悪くなく需要が見込まれる様になってきているようです。出店地に対する需要者の選別は以前にも増して厳しくなっており、物件の持つ個別条件の良否により物件の販売状況は二極化が進んでいるようです。

ダウンロードファイル

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