古くは港町として、今はファッションの街として有名な神戸は、ハイカラで先進的な気風を持ち、異文化をいち早く取り入れてきた街です。神戸は兵庫県の中心都市、全国でも上位に位置する政令指定都市です。神戸市内北部には六甲連峰が東西に縦走し、南部には瀬戸内海を臨み、その間を高度に集積する住宅地域が配置されています。自然にも都市にも恵まれ、神戸には全国でも有数の高級住宅地域が存在します。「岡本」「六甲」「御影」といわれる山の手の住宅地域です。これらは主に神戸市の東灘区を中心とし、神戸東部住宅地域といわれたりもします。


ところで、神戸生まれ、神戸育ちの不動産鑑定士である私が、全国の皆さんに、本当にお勧めしたいとっておきの住宅地域が、神戸には隠されているのです。

それは、「三宮・元町山の手住宅地域」です。具体的に申し上げますと、「中山手通」「山本通」「北野町」等の神戸市中央区の住宅地域、いわば、神戸中央部住宅地域です。これらの住宅地域は先の「岡本」「六甲」「御影」といった住宅地域に勝るとも劣らない価値を秘めた住宅地域なのです。

ところが、三宮・元町山の手住宅地域は東部住宅地域に比較し、面的広がりが狭く、どうしても、三宮元町商業地区の周辺地区としてみられがちです。そのため商業地周辺のガチャガチャした、居住にはやや不向きな地域と一般にはイメージされてしまいます。

さらに、不動産業者や不動産鑑定士といったプロの目も欺く実態があります。

それは、先の神戸東部住宅地域に比較し、三宮・元町山の手住宅地域の「住宅取引」は圧倒的に少ないという現実です。この地域の地主さん達は、決して土地を手放しません。三宮元町に徒歩圏という圧倒的な利便性があり、需要が確実に見込まれることを知っているので、条件のそこそこ良い土地は借地として利用され、売買事例として表面に出てくることはないのです。このようにして、神戸随一ともいえる利便性と住環境を備える一角は、プロの注目からも隠れ、目立たず、静かにあり続けているのです。

それでは、神戸元町・三宮 住宅地域を紹介したいと思います。

「三宮・元町山の手住宅地域」は再度山、布引山といった名勝の山麓に位置し、春は満開の桜、秋は真紅の紅葉を楽しみながら、ふらりと、本格的なハイキングを楽しむことができます。ここは毎日登山発祥の地でもあります。今も、毎朝登山をする人達で賑わっています。


また、様々な国の事業家が古くから住んできた地域でもあり、異国情緒あふれる邸宅街を見ることもできます。


そのような、山の手の住宅地域から南にまっすぐ坂を下っていくと、30分も経たないうちに港に到着いたします。港といっても、元町神戸港ですので、豪華客船も停泊し、ハーバーランドではショッピング、レジャーを楽しむことができます。カップルにとっては有名なデートコースです。お子様連れでしたら、イワシ、あじといった回遊魚の釣りを、街中で楽しむ人達もいます。


もちろん、三宮・元町でのショッピングは日常買物圏となります。これは住んでみた者だけが知る安心感と喜びを与えてくれます。誰もが訪れるセンター街、元町商店街を平日に回ると、店員さんも丁寧に対応してくれ、思わぬ商品を見つけることもしばしばです。三宮・元町山の手住宅地域のセレブは平日に百貨店やブランド店でゆっくりと買物を楽しみます。

若いご夫婦なら、三宮・元町の裏通りに、「とっておきのこだわりのお店」を発見するのも楽しいかもしれません。


神戸市役所、兵庫県庁本庁、神戸市立中央図書館、神戸市立中央体育館等の公共施設も徒歩圏にあります。

各種文化施設、カルチャーセンターも徒歩圏に多数ありますので、流行、伝統等的な習い事等、目が眩むくらいの中から選択できます。

特筆すべきこととして、一時衰退していた教育レベルの問題があります。近年、三宮元町地区には大手大学進学予備校についで、一流中学進学塾が林立してきました。三宮・元町山の手住宅地域の児童達は「家の近所の塾」感覚でこれらの進学塾に通うようになりました。この結果近年この地域から一流中学への進学率には目を見張るものがあります。今後もこの流れは続くのではないかと思われます。

最後に、三宮・元町山の手住宅地域の人々は古くから、今はやりの「ダイバーシティー」に自然となじんでいます。外部から転入してきた人々に対して温かいと言われています。一度この地域に住んだ人はその暮らし良さでこの町が大好きになる街なのです。

どうですか。以上は、三宮・元町山の手住宅地域の魅力の一端を挙げたにすぎません。

詳しくお知りになりたい方は当社にお尋ねください！

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神戸元町・三宮

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