プライベート, 由紀子のブログ

7歳のキャンプの行方 ~初キャンプにして11泊12日の巻~

ツクツクホーシ 由紀子です。こんにちは。
長ーい長い夏休みがやっと本日で終わります。

全国のお母さん!お疲れ様でした。
明日からスッとしますよ。

とはいえ楽しい想い出もたくさん詰まった夏が
過ぎてゆくのは若干寂しいです。

我が家の小2(7歳)がこの夏人生初、
1人でキャンプに旅立ちました。

キャンプ自体は保育園や、お友達と数日のに行ったことはあります。

ただ、今回は知り合いが居ない 11泊12日という長期です。

うちの息子は精神年齢マイナス3~4歳。
知る人は知っている心配の塊のような男の子です。

最初は私も3泊4日に申し込むつもりでYMCAにお電話しました。

「申し訳ございません。そちらはあいにく定員に達しておりまして。。。。」

「空いているのは、長期キャンプのみとなっております。」

「。。。あの。精神的に幼い心配な子どもでも大丈夫ですか??」

「はぁい。もちろん!どの子も成長して帰ってこられますよ~。」

明るく笑い飛ばすようなお姉さんの声。

「お、お、お願いしますっ!」

『どの子も成長する』のフレーズに心奪われた私は即
申し込んでしましました。

夕食時、家族に事後報告すると、タケさんはじめ、長女、二女が声を合わせて
「無理やろ~~~」の大合唱。

本人に聞くと「うん。行ってみたい!」

「いくのぶ、12日間やで?」
「????」

どうやら、毎日毎日だけを一生懸命生きている彼に
明日までぐらいの観念はあっても
12日間という長さは理解出来ない様子。

ま、相手はキャンプ60年のプロのYMCAのスタッフのいるキャンプ。
行ってこ~~~い!!と、
虎のお母さんになったつもりで放り込みました。

さて、泣くこともなく行ってきま~す!とバスに乗り込んで、
見送る私の方が涙がでそうになり((笑))

その日から、うちの中は静かで大人の会話が成立するように。

彼がいると片時もなく甲高い声で「おかーさん、おさーさん」と話しに割り込み、
理屈の通らない持論を振り回すため二女と喧嘩ばかり。

小さい1人が居ないだけでこんなにも静かになるとは。

私以外は快適~とばかり居心地よさげです。

私だけは「イクノブどうしてるだろう」気になります。

1日1回程度アップされるブログを首を長くして待ち、
目を皿のようにしてわが子を探しますが、まず写っていません。

余島という小さな島で、大好きなジャンクフードもなく、テレビもなく、ゲームもなく、
途中は3泊ほどは無人島へ行き電気もガスもない生活を送ります。

どうしているのか想いを馳せることしか出来ません。
思ったより長い長~い日々をひたすら待ち、
やっと12日が過ぎ、待ちに待ったお迎えの日。

フェリーは
姫路港に着岸します。

ほとんどの子どもたちは船の中から乗っているバスのまま神戸に帰ります。

私は夏休みで姫路におりましたので事前に連絡もし、
姫路港で待つことに。

笑ってしまいますがタケさんと恋愛していた時以来のドキドキ。
遠くにフェリーが見えてくるともう頬が緩むのが自分でもわかる。アホか(笑)
書いてて恥ずかくなってます。。。


タケさんが「由紀ちゃん、1言目はしゃべったらあかんで。イクノブが最初に何て言うか聞きたいから。」
「おかえりは言うで。」

そして、乗船者が次々降りてきます。
最高の笑顔をたたえ待つけれど、あれれれ。。。
全員下りられた様子。

ふと振り返ると、子どもたちの乗った大型バス数台がすごいスピードでフェリーからでて走り去っていきます。

あれ~~~。

嫌な予感。

私とタケさん全速力でバスを追いかけ、赤信号で待っているバスのドアをドンドン叩く。

「はぁ、はぁ、あの、、イクノブはぁはぁ、乗っていますか?ここで下してもらうよっゲホっ予定だったんですけど。ゴホっ。」
「%$’&#”#’()!$」

「そうでした!!すみません!!事務サイドの手違いで~」

そこからが大変です。
バスの荷物入れを開け西日の差す暑い中汗だくで、
大荷物の山からイクノブの荷物を捜しだし。記録用紙を捜しだし。

リーダーもスタッフもバタバタです。

わたしの思い描いていたドラマのような再会ではなく
怒涛のような再会を果たしバスを見送りポツンと港に残された私たち。

イクノブが1言
「お母さん、ジュース飲みたい。」

「爆笑~~~~。お帰り!」

そしてタケさんとコカコーラの自動販売機に直行です。


真っ黒に日に焼けた12日ぶりの息子は少したくましくなった気がしました。
洗濯物が臭いこと臭いこと。

砂も出る出る。

皆がこんなに砂を持ち帰ったら島の砂がなくなるんじゃないかと心配になりました。

さて、、そんな、少し逞しくなったはずの息子も感想文を残したまま今日を迎えています。
来年もまた、長期キャンプ行きたい?と聞くと、

「意地悪な子が居なかったら行きたいな。」と言っていました。

人は夏に成長するように思います。

皆さんの夏はいかがでしたか?

気温の寒暖の差が大きくなるのでどうぞご自愛ください。

お庭は秋バラに向けて夏剪定をしたので、誰も咲いていません。
秋をお楽しみに。。。
Italy .

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