あいき不動産鑑定・コンサルティング事業部, 不動産市場, 不動産鑑定, 店舗

三宮エリア・店舗市場

大阪梅田地区に新規開業が相次いだことにより2011年に三宮地区の店舗市況は悪くなり、募集賃料も下落したが、翌年、旧居留地等独自商圏を有する一部エリアは大阪の影響からの持直しが見られた。2013年に入り、旧居留地に海外ブランドの集積が高まり、三宮センター街等ではポジティブ動機の移転が見受けられ、成約賃料について上値の更新が見られた。2014年にはセンター街・旧居留地以外にも神戸初出店テナントのオープンがあり、面積拡張や好立地への移転も見られた。2015年には4月にセンター街に「クレフィ三宮」がリニューアルオープンし、来場客数は当初予想の140%を達成している。11月には三宮においては6年ぶりの新築となる「三宮ビル北館」竣工予定もある。 元町通り商店街等、センター街や旧居留地を除く地域の商況盛り上がりが、今後期待される。 国土交通省「主要都市の高度利用地地価動向報告」(平成27年1月1日~4月1日)によると「三宮周辺商業地区」の地価は0~+3%の上昇と予測されている。三宮地区においても投資物件の需給逼迫が継続している。三宮ターミナルビル等建替え計画が複数棟あることによる期待感がある。但し、当社が入手した関係者情報によると実際の計画は進行の目途が立っていない。 日本不動産研究所「不動産投資家調査」によると、2015年4月、神戸における商業店舗の期待利回りは、都心型高級専門店についてが6.0%、郊外型ショッピングセンターについては6.7%、いずれも平成25年以降下落が続いている。 店舗利回り 出典:日本不動産研究所「不動産投資家調査」を基にあいき不動産鑑定が作成 ※想定商業店舗は、都心型高級専門店は築年数5年未満の高級ブランド品小売業中心、 郊外型ショッピングセンターは売場面積20,000㎡程度の有力な総合量販店 ヒアリングご協力:(順不同) 株式会社セントラルハウジング様 佐田野不動産株式会社   真剣な会議写真

Share Button